最近、地震の頻度が増えて不安ですよね
首都直下型地震や南海トラフなど一度は耳にしたことがあると思います。
正しい避難方法を知り、自分や大切な人を守れる方法を知りましょう!
この記事を読んでいる皆さんは
- 自宅や学校での避難方法は分かるけど、それ以外の場所での避難方法が分からない
- 避難した後にどうすればいいか分からない
- そもそも避難方法が分からない
このような悩みを抱えていますよね
お気持ちは分かります。
僕自身も家での避難方法は知っていましたが、商業施設や車内にいた場合の避難方法を知りませんでした。
場所ごとの避難方法を知っておくことが大事です!
最後まで読むことで
・場所ごとの避難方法が分かる
・避難後の行動が分かる
・地震があったとき、大切な人にどうすればいいか教えられる
彼女や子ども、何よりも自分を守る方法を知ることができます。
【避難方法】室内や屋外で共通していること
詳しくまとめる前に地震が起きた際の室内と屋外での避難方法で共通していることをまとめます。
この部分を覚えるだけでも避難方法の基本が身につきます。
室内の共通点
室内で地震に遭遇した場合に行うべきことは
- 机の下など身体を隠せる場所に入る
- 窓際から離れる
- 脱出口の確保
- マンションやビルにいる場合の避難は階段を使う
室内では地震により、棚などが倒れ、ガラスが砕け飛び散ることもあります。
それらから身を守るために、身体を隠せる場所に入ることが重要です。
また地震で扉が歪み外に出られなくなることもあるので、余裕があれば玄関や通路扉を開けて避難できると安心出来ます。
そして避難時にエレベーターを使うと余震により、停止し閉じ込められることが考えらます。
マンションやビルにいる際は必ず階段を使いましょう。
屋外の共通点
屋外の場合は、地震による建物の倒壊に注意が必要です。
- 頭を守る
- 近くに大きな建物がない場所に向かう
- 高い建物から離れる
建物の倒壊だけでなく砕けたガラスや植木鉢が降ってくることもあります。
頭上に注意しつつ、建物から離れることが大切になります。
【避難方法】場所ごとの避難方法を徹底解説!
地震の避難方法について場所ごとに詳しく解説していきます。
自分がどこにいるか把握して避難するようにしてくださいね
自宅
自宅で地震が起こった際に取るべき行動は
- 脱出口の確保
- 身体を机の下などへ隠す
- 火の始末
この3つです。
扉が歪んで自宅から出られない…なんてことにならないために扉を開ける。
そして落下物やガラス片から身を守るために机の下へ隠れる。
最後に火の始末です。
地震自体も危険ですが、地震後の火災による二次被害で多くの人が亡くなっています。
必ず火の始末も合わせて行ってください。
商業施設・スーパー
商業施設やスーパーでは商品棚に注意が必要です。
かなり重いので、下敷きになると自力での脱出ができなくなります。
- 商品棚から離れる
- 避難には非常階段を使う
- 商品が少ない柱の近くに避難する
この3点を意識して避難行動を取りましょう。
職場・ビルやマンション
職場がビルやマンションの中にある場合は、地震で揺れて倒れてくるものやガラスに注意が必要です。
- 窓際から離れる
- 階段で避難する
- 落下物や棚などの転倒に注意
扉を開きつつ、机の下に隠れることが大事です。
エレベーターや部屋に閉じ込められないように行動してください。
山・丘陵地帯
山・丘陵地帯の近くで地震が起きた場合は落石や土砂崩れに注意してください。
巻き込まれた場合、助かる可能性は極めて低いです。
- 崖や斜面に近寄らない
- 落石が起こりそうな場所から離れる
揺れがおさまったら、直ちにその場から離れましょう。
海の近く
海の近くでは地震による津波に警戒してください。
東日本大震災(3.11)では多くの方が津波による被害で亡くなりました。
- 高台へ避難
- 標識を必ず確認する
- 車は使わない
高台へ避難するときに車は使わないでください。
混んでしまい、余計に時間がかかります。
また標識で都度、海抜何メートルか確認して現在地がどのくらいの高さにあるか把握することが大切です。
市街地
市街地で地震が起きた場合は、建物の倒壊や落下物に注意が必要です。
倒壊に巻き込まれて下敷きになってしまった場合は無理に身体を動かさず、助けを呼びましょう。
無理に動いても1人でなんとか出来るものではありませんし、倒壊が早まってしまいます。
- 建物から離れる
- 頭上に注意する
液状化が発生する可能性もあるので、歩く道はしっかり確認して避難場所へ向かいましょう。
車
いきなり急ブレーキは踏まないでください。
追突されて余計な被害が生まれます。
ハザードで後続車に減速することを伝えてからにしましょう。
- ゆっくりハンドルを切り車道の左側に寄せる
- 揺れが治るまでは車内で待機し車外に出ない
- 車に連絡先を書いたメモを残し、ドアロックしないで徒歩で避難
無闇に外に出ると他の車に轢かれるなどのリスクが生まれます。
車内で待機し、揺れがおさまったら誰でも使える状態で徒歩で避難します。
『盗まれない?』と思われるかもしれませんが、どのみち車では混んでいて動けないし必要とする誰かのために動かせる状態にしておいた方が助かる命が多いです。
必ず連絡先を書いたメモを車に残してください。
電車・新幹線
電車や新幹線では地震が起こると緊急停止します。
- 座席であれば姿勢を低くし、カバンなどで頭を保護
- 立っている場合は手すりや吊り手を強く握り、転倒に注意
アナウンスが流れるのでよく聞いて、落ち着いて行動してください。
地下鉄の場合は火災が起こらなければ安心できます。
実は地下鉄はかなり頑丈に作られており、よほどのことがないと破損しません。
地下なので不安になると思いますが安心して駅員に従いましょう。
【地震の後はコレ】揺れがおさまったときにやるべきこと
地震の揺れがおさまったら身の安全を確保しましょう。
余震も考えられるので安心してはいけません。
①身の安全を確保
周りに転倒してくる物がないか確認する。
棚などからは距離を取る。
②靴やスリッパで足を守る
地震によりガラスが割れ、散乱している場合があります。
足を守るためにもスニーカーなど丈夫な靴を履きましょう。
スリッパでも代用可能ですが、非常時は自宅内でも靴を履き、怪我する可能性を低くすることが大切です。
③脱出口の確保(出来ていない場合)
室内の場合は扉が地震で歪み、開けられなくなる場合があります。
余震で歪んでしまうこともあるので、揺れがおさまったら扉を開けてください。
④情報収集
家族や大切な人と連絡を取りたい気持ちは分かります。
ですが電話は控えてください。
回線がパンクし繋がりにくくなるので、メールやLINEなどを活用しましょう。
またデマも飛び交うので注意が必要です。
ラジオやSNSで行政からの情報を集めて避難に移ってください。
⑤防災グッズを持って避難所へ
行政から避難する様に連絡が来たら防災リュックを持ち、直ちに避難しましょう。
その際には
- 車は使わずに徒歩
- 落下物に注意
- ガスの元栓やブレーカーは切っておく
これらを守り避難してください。
ただし行政からの連絡がなくても、自身で危険を感じた場合は一足早く避難してください。
山の近くにお住まいの方は土砂崩れなどが起こることが考えられます。
行政からの連絡を待つ間に巻き込まれないよう、急いで離れる必要があります。
【二次被害に気を付けろ】火災に巻き込まれた場合の対処法
火災に巻き込まれた場合は落ち着いて現在地と脱出するための最短経路を確認してください。
もし煙が充満している場合はハンカチやタオル、服の袖を使い口と鼻を覆いましょう。
そして体勢を低くして、なるべく煙を吸わないように行動してください。
【帰宅困難】自宅に帰れない → 焦る必要ありません
仕事先で地震に襲われた場合、交通が麻痺して帰宅困難者になることもあります。
家族と会えないので、強い不安感に襲われます。
ですが無理に帰宅しようとして、二次災害に遭う可能性もあるので最寄りの避難所へ行きましょう。
もし家が近場であるなら
- 必ず徒歩
- 混雑しそうな道路や川、崖の近くは通らない
上記を守ることで帰宅することも出来ます。
ですが無理に帰らなくても、帰宅困難者支援施設として学校や公共施設、コンビニ、ガソリンスタンドなどが指定されています。
そちらに向かうのも一つの手です。
【災害対策】準備しておくと命が助かる必需品
防災リュックや非常食、水などは必ず1人1セットずつ用意しておいてください。
非常食は最低でも3日分。可能なら1週間分あればベストです。
こちらの記事でおすすめの非常食と水を紹介しています。
普段から常備できる防災グッズとしてモバイルバッテリーが挙げられます。
防災リュックに入れておくことも大切ですが、外出先で地震の被害に遭った場合はリュックがありません。
少しでもスマホを長く使うために常備しておきましょう。
オススメのモバイルバッテリーはこちらです。
Amazonランキング1位を獲得している大人気商品になります。
【まとめ】地震が起きたらやること
地震が起きたらやることは
- 身の安全を確保
- 靴やスリッパで足を保護
- 脱出口の確保
- 情報収集
- 避難開始
室内と屋外、山の近くなのか、海の近くなのか
自分の現在地に応じて避難方法を変えなければいけません。
『普段行かないから大丈夫!』
ではなく知識として、どうすればいいかは知っておいて損はありません。
地震は突然やってきます。
落ち着いて冷静に対処することが大切です。
まだ防災グッズを用意していない方は、お早めに準備してください。
地震が起きてからでは遅いです。