こんにちは、リョウです。
あなたは「選択的シングルマザー」という存在を知っていますか?
選択的シングルマザーとシングルマザー。
どちらも同じ母子家庭ですが、実はあなたが知らない大きな違いがあるんです。
そこで本記事では「選択的シングルマザー」について徹底解説しています。
「選択的シングルマザーって何?」
「どうして手出し厳禁なの?」
など、選択的シングルマザーについて詳しく知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
それでは早速見ていきましょう!
実際にシングルマザーと付き合った感想はコチラの記事をご覧ください。
そもそも選択的シングルマザーとは?
そもそも選択的シングルマザーとは
のこと。
始まりはアメリカの心理療法士ジェーン・マテスが、1981年にSingle Mother by Choice(SMC)という支援団体を設立したことと言われています。
マテス氏の定義する選択的シングルマザーは「自分の意思でシングルマザーになることを決意した人」です。
そのため未婚のカップルや事実婚カップルは該当しません。
実は日本にも「SMCネット」という選択的シングルマザーの交流サイトが存在しており、その中で選択的シングルマザーに関しての定義がされています。
SMCネットによると、妊娠前からシングルマザーになることを計画していた女性を選択的シングルマザーと定義するようです。
そして妊娠してからシングルマザーを選んだ女性を「授かりシングルマザー」と分類していました。
つまり自分の意志によってシングルマザーになる女性は、選択的シングルマザーになるわけですね!
通常のシングルマザーとの違いは自分の意思で選択したかどうか
通常のシングルマザーと選択的シングルマザーの最大の違いは、自分の意思でシングルマザーになったかどうかにあると言えます。
結婚後に子どもを設けても
- 性格の不一致
- 異性関係
- 暴力
- 家族や親族との折り合いが悪い
- 精神的な虐待
などが原因で離婚してしまうと、意図せずシングルマザーになりますよね?
しかし選択的シングルマザーは、最初からシングルマザーになることを決意して妊活を始めるのです。
また選択的シングルマザーは、精子を提供してくれた男性に対して子どもの認知を求めません。
さらに子育てに必要な資金援助や教育費に関しても請求せず、自分の収入だけで子育てを行います。
そのため選択的シングルマザーになる場合は、精神的にも経済的にも自立していなければいけません。
実は年々増加している選択的シングルマザー
選択的シングルマザーの数は年々増加しています。
コチラの表をご覧ください。
表を見て分かる通り、母子世帯における未婚の女性の割合が年々と増加しています。
もちろん全員が潜滝的シングルマザーというわけではありませんが、それでも少しずつ増えていることは確実でしょう。
以下に選択的シングルマザーになった国内の有名な女性をまとめました。
さらに国外では選択的シングルマザーが一般的になっており、国内でも同じような流れを辿っていく可能性が考えられます。
選択的シングルマザーのメリット・デメリット
選択的シングルマザーを選択することで得られるメリットとデメリットをそれぞれまとめました。
メリットとデメリットを知っておくことで、なぜ負担のかかる選択的シングルマザーを選ぶのか分かるので、ぜひ確認しておいてくださいね!
メリット①出産のタイミングを自分で選べる
選択的シングルマザーになる場合は、自分が希望するタイミングで出産できます。
自分に時間があるタイミングでの出産になるので、仕事との両立がしやすい点が最大のメリットと言えるでしょう。
例えばキャリアを積んでいる女性だと、恋愛や婚活にはあまり時間をかけられませんよね?
とはいえ女性が出産するにはタイムリミットが存在しているのも事実。
具体的には25〜32歳ごろまでと言われています。
高齢になればなるほど出産リスクが高まってしまい、母子ともに危険な状態になってしまうので、若くて健康なうちに出産しておきたいと考える女性は多いです。
そんな女性にピッタリなのが選択的シングルマザーという選択肢です。
メリット②アセクシャルなどの特性があっても母親になれる
選択的シングルマザーのメリット2つ目は、アセクシャルなどのセクシュアリティの特性があっても、母親になれるということです。
アセクシャルとは他者に対して性的欲求や恋愛感情を抱けないセクシュアリティです。
選択的シングルマザーであれば、妊活するのにセックスや恋愛を必要としません。
そのためアセクシャルの女性でも母親になれるのです。
メリット③結婚に伴って姓を変える必要がない
現在の日本では夫婦別姓が認められておらず、結婚する際に夫か妻どちらかの姓を選ばなければいけません。
しかし選択的シングルマザーであれば、姓を変える必要がないのです。
もちろん事実婚という形でも対応できるので、自分に合った方法を利用しましょう。
デメリット①収入源が消える可能性がある
選択的シングルマザーは夫婦共働きの家庭と違い、1人で収入を支える必要があります。
そのため万が一仕事がなくなってしまうと、収入源が消えてしまう可能性が…。
また母子家庭の手当などを含めた年間所得額は平均332万円程度です。
貯金にお金を回せるかと言われると怪しく思えますよね?
ご覧の通り、母子家庭は収入がどうしても少なくなってしまう傾向にあります。
少ない収入の中でやりくりするのは非常に難しいですが、日頃から貯蓄し、万が一に備えておきましょう。
デメリット②家事や子育ての負担が大きい
選択的シングルマザーに限った話ではありませんが、基本的な育児や家事はすべて自分1人で行わなければいけません。
仕事と子育てを両立している場合、さらに負担は大きくなります。
保育所やデイサービスを活用すれば多少負担は軽減されますが、それでも仕事との両立は体力的に難しいでしょう。
そのため事前に両親と相談したり、信頼できるママ友を見つけたりしておく必要があります。
また精神的ストレスが溜まったときに、愚痴を話せる環境がないと病んでしまう可能性が高いので、子育てアプリなどの活用もオススメです。
付き合うメリットはある?
シングルマザーと付き合うメリットは大きく3つ。
- 生活力が高く、いざというときに頼りになる
- 精神的な安らぎを与えてくれる
- デートや結婚生活でリードしてくれる
詳しくは以下の記事にまとめてあるので、コチラをご覧ください!
しかしシングルマザーと付き合うメリットはあっても、選択的シングルマザーと付き合うメリットがあるわけではありません。
コチラでは選択的シングルマザーと付き合うメリットがあるのか考察しています。
選択的シングルマザーと付き合いたいと考えている男性は、必ず読んでから女性にアプローチするか判断してください。
選択的シングルマザーと付き合うメリットは0
早速本題に入りますが、選択的シングルマザーと付き合うメリットはありません。
何故なら女性側が男性と付き合うことを望んでいないためです。
選択的シングルマザーになった女性の多くは
- 出産をしても自由に恋愛したい
- 男性不信だけど子育てはしたい
- 一度離婚経験があるので再婚したくない
など、さまざまな思いを抱えています。
共通しているのは子育てに男性を必要としてない点。
女性が男性を求めていないので、そもそも付き合うことすら出来ないのが現実です。
仮に付き合えたとしても形だけで、セックスなど肉体関係を持つことは難しく、思っているような関係にはなれないので、付き合わないようにするのが無難と言えます。
シングルマザーが利用できる手当まとめ
選択的シングルマザーを含む母子家庭が利用できる手当をまとめました。
共働きの家庭や父子家庭と比べると世帯収入が少なくなってしまうので、生活を楽にするためにも必ず利用してくださいね!
申請は市役所で行えるので、分からない方は気軽に問い合わせてみると良いでしょう。
まずは生活に直結する公的支援制度から紹介します。
- 児童手当
- 児童扶養手当
- 児童育成手当
- 住宅手当
- 特別児童扶養手当
- 障害児福祉手当
- 医療費助成制度
- 高等学校等就学支援金制度
直接口座へ入金されるので、もらい忘れがないように必ず申請しておいてくださいね!
続いて母子家庭でのみ使える控除などの手当を紹介します。
- ひとり親控除・寡婦控除
- 国民年金の免除
- 交通機関の割引制度
- 上下水道の減免制度
- 保育料の免除や減額制度
コチラも活用することで金銭面の負担を軽減できるので、可能な限り使用しましょう。
地方自治体によっては実施していなかったり、支給される金額に違いがあったりするので、申請する際は、事前にお住まいの地域の市区町村公式サイトを確認してください。
まとめ 選択的シングルマザーに手出しは厳禁
最後にもう一度、選択的シングルマザーについてまとめます。
選択的シングルマザーとは
子育てに男性を必要とせず、自らの収入だけで生活していくことを決意した女性です。
選択的シングルマザーのメリットは大きく3つ。
- 出産のタイミングを自分で選べる
- アセクシャルなどの特性があっても母親になれる
- 結婚に伴って姓を変える必要がない
もちろんデメリットとして収入が消える可能性があったり、育児の負担が大きくなったりするので、選択的シングルマザーになるのは簡単ではありません。
そして「気になる付き合うメリットがあるのか」という点ですが、答えは0。
選択的シングルマザーと付き合うメリットはありません。
何故なら子育てに男性を必要としないためです。
通常のシングルマザーであれば、支えになったあげたり、父親になってあげたりしてステップファミリーになることができます。
しかし選択的シングルマザーの場合は、そもそも男性を必要とせず、1人で子育てしていくことを決意しているので、付き合うメリットはないと言えるでしょう。
通常のシングルマザーとの付き合い方や結婚した感想が知りたい方は、コチラの記事を参考にしてください。